えーりす一家

しがないソシャゲ民によるゲーム(+αの)ブログです。

【首都直下も】南海トラフ巨大地震が切迫しているワケ

お久しぶりです。訳あって更新全く出来てませんでした……

なのでリハビリというかそんな感じですが、最近話題に、というよりニュースでよく出てくる南海トラフ巨大地震について(首都直下地震にも触れます)お話しようと思います。

 

まず南海トラフ巨大地震とかいうけど言葉の意味がよく分からんという人もいそうなので説明から。

南海トラフ、というのは、静岡県駿河湾沖から太平洋を通って日向灘まで続いている海の溝の事です。水深的には約4000mくらいの溝です。これを一般にはトラフと言うんですね。

で、丁度ここには何があるのかと言うと、日本列島が乗っかっているユーラシアプレート、それから海側のフィリピン海プレートがある訳です。一般に起こる「海溝型地震」というのは、海側のプレートが陸側のプレートの下に潜り込んで云々……

あ、これは中学理科でやりましたね。世間で言われている「地震」はほとんどが海溝型地震です。話を戻しますと、その南海トラフで起こる、又は将来的に起こると言われている巨大地震が、南海トラフ巨大地震なのです。

 

これがまた国の想定では恐ろしいことに。

 

最悪の想定では死者32.3万人、マグニチュードは9.1となり、静岡から四国、近畿の広い範囲で震度7になる。

 

何言ってんですかねマジで。

これが30年以内に80%の確率で来るというのだからもう気が気じゃありません。

 

とは言ってもこれは最悪のケースですので、一般にはもう少し弱いわけですね。

 

実際、南海トラフでは100年から200年に1回のペースで、マグニチュード8クラスの地震が襲ってきています。

1番最近にあったものは昭和です。

1944年、紀伊半島南東沖でマグニチュード7.9、2年後の1946年には同場所でマグニチュード8の地震が来ています。それぞれエリア別に名前を取って、「昭和東南海地震」「昭和南地震」と呼ばれていますね。

 

ところがどっこい、駿河湾ではこの時地震が起こらなかったんですね。

地震が起こらないと言うことはそれ即ち、起こらなかったぶんのエネルギーが溜まっている訳です。なにかの弾みに解放されたり……はたまた南海、東南海エリアの地震に呼び起こされて……

 

これ以上はやめときましょう。

 

という訳で、周期的にみてもそろそろ起こってもおかしくない頃なんです。

 

南海トラフ巨大地震が切迫している訳、それは

 

駿河湾での地震(東海地震)が起きていなかったためにエネルギーが溜まってしまっている可能性

・3.11での被害が想定外過ぎたため、南海トラフのエリアでも3.11規模でのシミュレーションが必要だった

南海トラフ近辺の地震発生エリアは過去に連動型で地震を起こしたことがあり、今回はないと言いきれない

 

などがありますね。

 

では次に首都直下地震についても言及していこうかと思います。

 

首都直下地震、と聞くとまさに東京23区内が震源になる地震、みたいに思っている方が多いんですがそういう訳では無いんです。

南関東エリアで起こりうる直下型地震、をまとめて首都直下地震と呼んでいるだけです。なので千葉で起こっても都内で起こっても神奈川で起こっても首都直下地震です。

 

さて、都内ないし関東圏に在住の皆さんは、関東地方が巨大な地震発生エリアであることをご存知でしょうか。

 

「相模トラフ」

 

聞いた事ありませんか?

 

この相模トラフが首都直下地震に匹敵する、又は超えるともいわれている巨大地震を引き起こす可能性についてもお話しようと思います。

 

首都直下地震、は今までの海溝型地震とは違います。「断層」とよばれるものの運動で主には起こっています。関東圏でかなり有名なのは、都内にある立川断層帯ですね。

日本には膨大な数の断層、活断層があり、国の想定ではかなりの数の地震想定があります。

首都直下地震は現在は19ケース想定されています。その中でもいちばん有名、というよりかはメインとして押し上げられたために現在の、首都直下地震=東京23区直下で起こる地震、というイメージが着いてしまったものがあり、それが都心南部直下地震です。震源はまさに東京23区。首都直下地震がいざ起きたら、緊急地震速報だ!なんて時間はないでしょう。

 

そして相模トラフで起きた地震と言えば有名なのがありますね。

 

 

関東大震災です。

 

 

1923年に起きた関東大震災は、11時58分というお昼時に起きた巨大地震でした。10.5万人が死亡または行方不明、170万人が被災したと言われている関東大震災ですが、これがまさに相模トラフでドーン!のタイプです。海溝型地震は特性上、断層型の地震よりも規模が大きくなりやすい傾向にあります。ですから、既にシミュレーションされている首都直下地震よりもより強いものが来ると考えるのが自然です。

その想定が、マグニチュード8.7というとんでもない強さの想定になってしまったわけですね。

 

話すことがなくなってきました。

 

 

一般に、地震マグニチュードが1増えると31.6倍のエネルギーに、2増えると1000倍になります。

3.11の津波のエネルギーはM7.9相当と言われていますから、本震の2%程度にしかならないんです。その割には多くの死者をだし、行方不明者を出すという結果になってしまったわけですね。

 

 

さて、今回はここまでにしましょう。お疲れ様でした。